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コラム外壁塗装時の臭いって大丈夫?外壁塗装中の快適な環境作りのための改善策
2024.07.22
外壁塗装は建物の美観を保ち、耐久性を向上させるために重要なメンテナンスですが、塗装中に発生する塗料の臭いは、多くの方にとって悩みの種となります。
今回は、塗装のことを知らない読者の皆さんに向けて、塗装中に臭いが発生する理由と、その対策方法について詳しく解説します。
塗料の臭いが発生する理由
外壁塗装に使用する塗料には、どうしても独特な臭いがあります。
塗料から臭いが発生する理由は以下のものになります。
①揮発性有機化合物(VOC)の成分によるもの
②溶剤の混入によるもの
③塗料使用中に発生する化学反応によるもの
順を追って解説していきます。
①揮発性有機化合物(VOC)の成分によるもの
塗料の主成分には、揮発性有機化合物(VOC)が含まれています。
VOCは空気中に揮発し、独特の臭いを発生させます。
VOCは乾燥時に揮発しやすく、塗装作業中および乾燥過程で特に強い臭いを放ちます。
②溶剤の混入によるもの
塗料の中には、溶剤が含まれており、これが臭いの主な原因となります。
溶剤は塗料を適切な粘度に保ち、塗布しやすくする役割を果たします。
一部の塗料は水性ですが、溶剤系の塗料の方が乾燥時間が短く、耐久性が高いことが多いため、使用されることがあります。
③塗料使用中に発生する化学反応によるもの
塗料が乾燥する過程で、化学反応が進行します。
この過程で揮発する成分が臭いを発生させます。
特にアルキド樹脂塗料やウレタン塗料などは、強い臭いを伴うことが多いです。
塗料の臭いの対策方法
塗料を使用する以上、塗料から発生する臭いを完全になくすことはできません。
しかし、その中でも臭いを少しでも少なくする工夫は、時代と共に進んできました。
近年では昔に比べて臭いの対策が注目されています。
この章では、どのような対策があるあるのか、解説します。
対策方法は、以下のものになります。
①低VOC塗料の使用
②十分な換気をおこなう
③空気清浄機の使用
④臭い吸着剤の使用
詳しく説明していきます。
①低VOC塗料の使用
近年では、揮発性有機化合物(VOC)の発生を抑え、臭いを軽減する、低VOC塗料が注目されています。
特に室内を塗装する際は必ずと言っていいほど低VOC塗料が使用されています。
また、水性塗料は溶剤系塗料に比べてVOCの含有量が少なく、臭いが少ないため、選択肢として検討できます。
私たちの場合は、特殊なケースでない限り、外壁塗装の際には水性塗料を使用しています。
②十分な換気をおこなう
塗装中は養生をしており、室内に臭いが充満することはありませんが、工事が終わった後に窓やドアを開ける場合は、臭いが室内にこもらないようにします。
換気扇やサーキュレーターを使用して、空気の流れを確保することが有効です。
補足ですが、室内塗装をする際は、塗料が乾燥する過程でも、換気を行い、臭いの揮発を促進します。
③空気清浄機の使用
臭いを吸着・分解する機能を持つ空気清浄機を使用することで、室内の空気を清浄に保ちます。
特に、活性炭フィルターを搭載した空気清浄機が効果的です。
④臭い吸着剤の使用
市販の臭い吸着剤(例えば、竹炭や活性炭)を室内に設置し、揮発した臭いを吸着させます。
これにより、臭いの拡散を防ぎます。
まとめ
今回は、外壁塗装工事における塗料の臭いの改善方法について、詳しく説明しました。
塗装中に発生する臭いは、VOCや溶剤、化学反応が主な原因ですが、適切な対策を講じることで臭いを軽減することができます。
低VOC塗料の使用、十分な換気、空気清浄機や臭い吸着剤の活用、そして専門業者への相談が効果的です。
瑞穂区で外壁塗装を検討している方は、ぜひ弊社にもご相談ください。
私たちの経験と技術で、皆様の住まいを守り、美しく保つお手伝いをいたします。
お問い合わせをお待ちしております。
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