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コラム

「徹底解説」日本古来の自然塗料柿渋について解説します!!

ハウスメンテナンス

2023.04.17

こんにちは!HookPek村上です。

今回は日本古来の自然塗料である柿渋について解説いたします。

柿渋には様々な歴史があって勉強になると思います。

柿渋とは

柿渋とは熟す前の柿をつぶして絞った汁を発酵・熟成させた液体です。古来より様々な場面で使用され

てきました。その歴史は古く、平安時代に着物の染料として使用されたのが始まりといわれています。

その他に家屋、水桶、漁網、天井板にも使用されてきており、柿のみからできている完全自然由来成分

のため、近年では化学成分に代わる塗料・染料として注目されています。

柿渋は補強、防腐の効果があるので昔から重宝されてきました。防腐のみでなく、柿渋特有の着色性に

よって表現を広げています。

柿渋の渋とは一体何なのか?

柿渋の正体はタンニンという成分です。皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれません。渋みつまり

は苦みの原因となる成分です。緑茶やワインに良く含まれており、お茶と薬を一緒に飲んでいけないと

いわれる所以もタンニンが薬と錯体を作ってしまうからとも言われています。これから紹介する柿渋の

効果はタンニンによるものなのです。

柿渋の特徴

独特なにおい

柿渋は強烈なにおいがします。これは発酵する過程でエタン酸やブタン酸といったカルボン酸の一種が

作られてしまう事が原因です。

エタン酸は別名“酢酸”であり酸っぱいにおいを放ちます。ブタン酸は別名“酪酸”で腐ったにおいを放ちます。

ですが心配いりません。現在では無臭の柿渋も製造されており、塗ってから数日すると無臭になります。

液体の柿渋は半透明で赤みがかった褐色です。その柿渋を染料として染めた布や紙は、なんとも優しい

色あいになります。柿渋色という言葉は柿渋本来の色ではなく柿渋で染めたものの色を指します。茶で

もなくオレンジ色でもなく、なんとも言えない色になります。

防水、防腐効果

柿渋に含まれるタンニンには防虫、抗菌作用があり、木材の腐食や虫食いを防ぐ効果があります。重ね

塗りすることで塗装面が硬くなるので虫の侵入を防ぎます。耐水性もあり水回りや屋外にも問題なく使

用できます。また、シックハウス症候群の原因物質も含んでいないので近年注目を集めています。

注意点

・鉄部に触れるとタンニンが鉄と反応して黒くなります。

・においがしますが徐々になくなります。

・衣服に付着すると取れません。

・薄めた柿渋と原液は混ぜずに保存してください

・冷暗所で保管して下さい。

今回は日本古来の自然塗料“柿渋”をご紹介しました。

昔からあるものには必ず良さがあり淘汰されてこなかったので安心感がありますね。

HookPekでは名古屋市瑞穂区を中心に塗装の相談を受け付けています。柿渋等の自然塗料を使用した塗

装も得意としております。検討中の方はお気軽にお問い合わせください。

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