column
コラム鉄部材が錆びてしまっているときはどうする?塗装による改善とその注意点
2024.07.13
トタンや鉄骨、手すりなどの鉄部材は強度と耐久性が高い反面、錆が発生しやすく、劣化も進みやすい材料です。
そのため適切なメンテナンスが必要になります。
特に、すでに鉄部材に錆が発生している場合、鉄部材の塗装は難易度が高く、細心の注意を払う必要があります。
今回は、創業50年の塗装会社の2代目のわたくし福田が、錆が発生している鉄部材を塗装する際の注意点について詳しく解説します。
鉄部材に錆が発生する原因
錆とは、鉄が酸素と水に触れることで発生する酸化反応の結果です。
雨水や空気中の湿気など、全てが錆の発生する原因となりえます。
外部に露出した鉄部材は、特に雨や湿気、海風などの影響を受けやすく、錆びやすくなります。
錆は鉄の表面に発生し、放置すると腐食が進行し、鉄部材の強度や耐久性が低下します。
錆が発生した鉄部材は塗装が難しくなる
鉄部材に錆が発生すると、通常の塗装よりも注意する点が多くなります。
注意点は以下の通りです。
①錆の除去が必要
②適切な下地処理
③適切な塗料の選択
順番に説明していきます。
①錆の除去が必要
塗装する鉄部材に錆が発生している場合、錆を完全に除去しなければ、新しい塗料がしっかりと鉄部材に密着せず、塗装が剥がれやすくなります。
そうなると塗装本来の機能を発揮できず、錆の進行を進める危険性があります。
錆の除去はワイヤーブラシなどで磨き除去する必要がありますが、それには手間と時間がかかり、専門的な知識や技術が必要です。
②適切な下地処理
錆の進行が進んでいる場合、鉄部材にも穴が空いていたり、表面がボコボコになっていたりします。
この場合は錆を除去した後の表面を滑らかにし、塗料が均一に塗布できる状態にする必要があります。
下地処理が不十分だと、塗料がしっかりと密着せず、再び錆が発生する可能性があります。
③適切な塗料の選択
鉄部材に適した錆止め塗料を選ぶことが重要です。
錆の進行を抑えるためには、通常の塗料を塗る前に、耐久性や防錆効果の高い塗料を選ばなければなりません。
錆止め塗料には鉄部材の錆びの進行を抑える効果のほかに、塗料の密着を良好にする効果もあります。
適切な塗料を選ばないと、塗装の効果が短期間で失われる可能性があります。
錆が発生した鉄部材の塗装の注意点
錆が発生した鉄部材を塗装する際には注意点がいくつかあります。
下記に列挙します。
①天候の考慮
②適切な安全対策
①天候の考慮
鉄部材に限らず、塗装作業は、乾燥した天候の日に行うことが推奨されます。
湿気が高いと塗料の乾燥が遅くなり、密着性が低下します。
特に鉄部材に塗装する際は、水分が付着することで完成後の光沢がきれいに出ないなどのトラブルの原因になります。
鉄部材の塗装時は、雨天や強風の日は避け、晴天の日に作業を行いましょう。
②適切な安全対策
錆の除去を行う際は、塗膜や錆の粉などが飛散します。
吸引してしまう可能性もありますし、目に入ってしまい眼球を傷つけてしまう子脳性もあります。
塗装作業中も同様の事が考えられるため、飛散物や塗料の吸入を防ぐため、保護メガネやマスク、手袋などの安全装備を着用して作業します。
また、高所での作業が必要な場合は、足場をしっかりと組み、安全対策を徹底します。
塗装会社への依頼を検討する
錆が発生してしまった鉄部材を塗装する場合は、専門的な塗装会社に依頼することをお勧めします。
自分で塗装するには危険な点も多々ありますので、専門技術を持った業者に任せることでリスク回避が出来ます。
また専門的な知識と技術を持った業者が、適切な処置を行うことで、長期的な効果を得ることができます。
まとめ
今回は錆が発生している鉄部材の塗装について詳しく説明しました。
トタンや鉄骨、手すりなどの鉄部材を錆の除去、適切な下地処理、適切な塗料の選択などを一つ一つしっかりと対応していくことが重要なポイントです。
適切な手順を踏むことで、錆びた鉄部材を美しく、耐久性のある状態に保つことができます。
瑞穂区で鉄部材の錆が発生して、塗装を検討している方は、ぜひ弊社にご依頼ください。
私たちの経験と技術で、皆様の住まいを守り、美しく保つお手伝いをいたします。お問い合わせをお待ちしております。
- TOP ・
- 鉄部材が錆びてしまっているときはどうする?塗装による改善とその注意点