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コラム

何故、外壁や屋根をメンテナンスしなければいけないのか

外壁塗装

2023.03.21

こんにちは!(株)Hookpek 村上です。

今回のコラムは何故、外壁や屋根のメンテナンスを行う必要があるのかを解説いたします。

新築からたった10年で外壁や屋根をメンテナンスしなければならない理由を理解している方は意外と少

ないと思います。外壁や屋根の塗装は、美観を保つためと建物の保護のために行います。

外壁・屋根に塗装することで外壁材や屋根材への水の浸透を防ぎ、表面の劣化を防ぐことを目的として

います。また、塗装工事と同時に、ALCやサイディングの目地や窓のサッシ周りのコーキングの打ち直

し、打ち増し、補修、ベランダ等の防水(ウレタンやFRP)の補修といった雨漏りを防止するためのメン

テナンスも行う必要があります。

外壁・屋根の塗装となると費用が掛かるため、予算的にも気持ち的にも後回しにしたくなることでしょ

う。しかし、雨漏りは住宅にとって大敵です。

天井の雨染みや、水滴が落ちている音が聞こえてきた時には、壁内や木材がボロボロに腐っているとい

うことがほとんどです。

家を長持ちさせるためには、雨が侵入する前に外壁や屋根の劣化状況に応じて、10年や15年を目安に必

ず塗装やシーリング工事をする必要があります。

雨漏りが住宅に与える悪影響

雨漏りが家に与える悪影響は、カビが生えるとか、木材などを腐らせてしまうなどが考えられると思い

ます。しかし、雨水の侵入後すぐに腐食されるわけではありません。

長期間にわたって水が入る状態が続き、乾燥しない状態が続くと木材が水分を含んでいきます。木材は

含水率が28%を超えると木材腐朽菌という菌が繁殖して木材の栄養分を分解していきます。

分解されると木材がスカスカの状態になり、強度がなくなってしまうので地震が来た時に倒壊してしま

う原因になります。

そのような事が起きないように水の侵入を止めて乾燥する状態を保つ必要があります。

また、壁内の湿度が上がることで、断熱材も徐々に水分を含みます。湿気を吸った断熱材は本来の断熱

機能を失い、カビの温床となります。

壁体内の断熱材で繁殖したカビは室内に入り込んで、クロスが変色して剥がれの原因やシックハウス症

候群を引き起こす原因になり得ます。

雨漏りは、ただ家の中が濡れるだけではなく、家の耐震性や人体にも悪い影響を及ぼすため、雨漏りを

発生させないように定期的にお家のメンテナンスをすることが必要です。

雨水の侵入経路

コーキングの劣化による雨水の侵入

サイディングの目地が開いていたり割れている状態では、その隙間から雨水は外壁の内側に侵入します。中には防水シートが貼ってあるので、正しく防水シートが貼ってあれば、それ以上侵入していくことはありません。しかし、濡れている状態が長期間続くと状況は変わります。そして、必ずしも正しい施工がしてあるとは限りません。

防水シートの効果は一時的なものです。侵入した水分は壁の中を傷めてしまいます。

その原因は経年劣化や施工不良です。コーキングが劣化して目地が開いてしまったら出来るだけ早くコーキング工事をして雨が入らないようにすることが必要です。

注意が必要なのは外壁を塗装しただけではコーキングを防水した事にはならないということです。外壁塗装はあくまでも外壁材の表面を防水する為の工事です。コーキングが傷んでいる場合は、全て撤去して打ち替えをする必要があります。

傷んだところだけ切り取ってそこだけ直すというわけにはいきません。

同じタイミングで施工されているコーキングなので、まだ傷んでいない部分があったとしても近々、その部分も同じ様に劣化する可能性が非常に高い為です。

たいていの場合コーキング工事には足場が必要になるため外壁や屋根の塗装と同時に行います。

劣化した外壁材や屋根材が雨水を吸収する

外壁材や屋根材の表面の塗装が劣化すると、雨の日は水分を吸い込み、晴れの日には乾きを繰り返し

徐々に劣化してクラックの発生や、反り返ってしまいます。

新築時や塗装したばかりの外壁や屋根は、表面の防水効果がしっかりあるので雨水を弾いて、雨粒が滑

り落ちる状態です。

経年劣化で、防水効果がなくなってくると雨染みができて見た目でわかります。

特に日当たりの悪い場所はコケやカビが生えやすくなります。

外壁に水をかけて確認することができますので試してみるとよいと思います。

特に注意が必要な外壁材はALCです。ALCは気泡がたくさん入っている外壁材の為、吸水が良いのが特徴

です。断熱性や遮音性、耐火性に優れた外壁材ですが表面からの給水が良いので、他の外壁材と比べる

と塗装は早めに行うことをお勧めします。水分が、芯の鉄筋・金網まで届いてしまうと錆びが膨張して

内側から圧が掛かり割れてしまいます。割れてしまう前に、細かいひび割れが発生するので劣化のサイ

ンを見逃さずに塗装してメンテナンスしましょう。

サイディングの場合は表面が劣化するとはがれやすくなります。外壁材の剥がれは塗装に悪影響を及ぼ

します。表面がひどく剥がれている状態になった外壁の場合、塗装をしてもまたすぐに同じように剥が

れてくることが多いです。

その場合は、サイディングの貼り替え、板金巻きをしなくてならないので、余計に補修費用が発生して

しまいます。

メンテナンス費用を抑えるためにも、傷みを長期間放置せずに早めに外壁や屋根の塗装をして長持ちさせましょう。

外壁や屋根の塗装は美観を保つ意味もありますが重要な点は水の侵入を防ぐ為の工事ということです。

単に塗料を塗る工事をしているだけではなく、雨が建物の内部に侵入してこないようにシーリング工事

や漆喰工事、防水に関係する箇所の補修を行う工事です。長く健康的に安心して暮らすには、定期的に

状況を把握するための点検を行い、早めの修繕が家を長持ちさせることが大切です。

HookPekでは名古屋市瑞穂区を中心にハウスメンテナンス・住宅塗装工事の相談を受け付けています。

「住宅メンテナンス診断士」の資格を有するスタッフも在籍しているので点検も安心です。気になる方

はお気軽にお問い合わせください。

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