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【あなたのお家は大丈夫?】外壁についているコケや藻の危険性について

ハウスメンテナンス

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外壁の北側や植木の近くに、緑色・黒緑色の汚れが広がっていると、「家が腐っているのでは」「健康に悪いのでは」と不安になる方もいるでしょう。

外壁のコケや藻は、日当たり、風通し、雨水、結露、外壁表面の凹凸などが重なって発生します。ただし、付着しているだけで建物の強度低下や健康被害が確定するわけではありません。大切なのは、コケ・藻・カビ・単なる汚れを一括りにせず、外壁材と塗膜の状態まで確認して対処することです。

この記事の結論

  • 外壁のコケや藻は、水分が残りやすい場所のサインですが、発生だけで外壁内部の腐食や強度低下を断定できません。
  • 旧記事にあった「コケや藻が付くとコンクリートの中性化が起こる」という説明は正確ではありません。コンクリートの中性化は、一般に大気中の二酸化炭素との反応で進む現象です。
  • 健康面では、外壁のコケや藻そのものを見ただけでアレルギー原因と断定しません。室内のカビや大量のカビ胞子には注意が必要ですが、コケ・藻・カビは別のものです。
  • 手の届く小範囲で、ひび割れ・剥がれ・目地切れがなければ、外壁メーカーの手入れ方法を確認して、低圧の水・柔らかい布・中性洗剤で清掃できる場合があります。
  • 2階、高所、広範囲、塗膜の剥がれ、外壁材の欠け、シーリング切れ、雨染みがある場合は、先に点検を依頼してください。

この記事はこんな方に向いています

  • 外壁の北面が緑色や黒っぽくなっている
  • コケ・藻・カビの違いが分からない
  • 自分でスポンジや高圧洗浄機を使ってよいか迷っている
  • 洗浄だけで済むのか、外壁塗装が必要なのか知りたい
  • 薬剤を使う際の安全上の注意を確認したい
  • 名古屋市瑞穂区・昭和区・緑区・南区で外壁の状態を相談したい

コケ・藻・カビの違いを知っておきましょう

見え方の例考えられるもの特徴判断の注意
薄い緑色の膜・筋水分と光がある場所に発生しやすい雨だれや土ぼこりが重なり、色だけでは断定できません
盛り上がり、ふわっとした緑コケ湿りやすく、表面に汚れや凹凸がある場所で目立つ外壁表面への付着だけで、内部へ根が侵入したと決めつけません
黒・灰・緑の斑点カビの可能性真菌であり、湿気や有機物がある環境で増える排気汚れや雨だれとの見分けが難しい場合があります
白い粉チョーキング塗膜の顔料が表面に出る劣化症状コケ・藻とは別の症状で、塗り替え判断材料になります
白い結晶・筋白華、汚れなど水分移動で成分が表面へ出ることがある原因に応じた補修が必要で、洗浄だけでは再発する場合があります
写真だけでは断定できないことがあります。近接写真に加え、壁全体、方角、地面や植栽、雨樋・換気口との位置関係が分かる写真が判断の助けになります。

外壁にコケや藻が発生しやすい原因と場所

日当たりが少なく、乾くまで時間がかかる

北面、隣家との間が狭い面、庇の下、ベランダ下などは、雨のあとに表面が乾きにくい傾向があります。塗料メーカーも、日が当たりにくい北面では藻やカビが付きやすいと案内しています。

植木・土・水場が近い

庭木の葉が壁に触れている、土の跳ね返りがある、散水が外壁へかかる、室外機の排水が近いといった条件は、表面へ水分や汚れが残る原因になります。

外壁表面の凹凸や汚れ

リシン、スタッコ、凹凸の深いサイディングなどは、平滑な面より汚れが残りやすい場合があります。雨だれや土ぼこりが付着すると、水分を保持しやすくなります。

塗膜やシーリングが劣化している

色あせ、チョーキング、塗膜の剥がれ、シーリングの亀裂が同時に見られる場合、コケや藻を落とすだけではなく、外壁の保護状態を確認する必要があります。ただし、コケがあることだけで塗膜劣化と断定はできません。

雨樋・笠木・換気口などから水が集中する

雨樋の詰まり、継ぎ目からの漏れ、笠木や配管まわりの水切れが悪い場合、同じ場所へ繰り返し水が流れます。縦筋状に再発する場合は、水の供給源も確認します。

放置したときの本当の注意点

美観が損なわれ、汚れの範囲が広がる

表面が湿った状態と汚れが続けば、緑色・黒色の範囲が広がることがあります。早い段階の局所清掃で落としやすい場合もあります。

水分が残る原因を見逃すことがある

問題はコケや藻そのものだけではありません。雨樋の不具合、外壁のひび割れ、シーリング切れ、地面からの跳ね返りなど、同じ場所が濡れ続ける原因が隠れていることがあります。

弱った塗膜を無理に洗うと傷みが広がる

塗膜が粉化・剥離している状態で強くこすると、表面が削れたり、色むらになったりします。近距離からの高圧洗浄は、目地や開口部へ水を押し込む危険もあります。

健康に関する表現は、コケ・藻・カビを分けて考える

厚生労働省は、住宅室内で大量のカビ胞子を吸入する状況について、喘息の再発・悪化やアレルギーの原因になる可能性を案内しています。一方、外壁に見える緑色の付着物をすべてカビと判断したり、「外壁のコケや藻が必ずアレルギー性皮膚炎を起こす」と一般化したりするのは適切ではありません。

咳、息苦しさ、皮膚症状など健康上の不調がある場合は、外壁工事だけで改善すると考えず、医療機関へ相談してください。室内の結露・漏水・カビが疑われる場合は、建物側の原因調査も必要です。

「コケや藻がコンクリートを中性化させる」とは限りません

コンクリートの中性化は、一般に大気中の二酸化炭素がコンクリート中の成分と反応して進む炭酸化です。コケや藻の付着だけを見て中性化と断定することはできず、中性化深さの確認には専門的な調査が必要です。

洗浄だけでよいか、塗装・補修が必要かの判断

状態考え方おすすめの対応
手の届く一部に薄く付着し、塗膜・目地に異常がない表面清掃で改善する可能性メーカーの手入れ方法を確認し、弱い方法から試す
北面全体、2階まで広範囲安全確保と均一な洗浄が必要無理にDIYせず、写真相談・現地確認
触ると白い粉、色あせが強い塗膜劣化の可能性洗浄後の塗装を含めて診断
剥がれ、膨れ、外壁材の欠け下地や水分の確認が必要上から塗らず、原因確認と補修
シーリングの割れ・隙間洗浄水や雨水が入るおそれ洗浄前に目地を点検
雨のたびに同じ筋が濡れる雨樋・笠木・配管などの不具合の可能性水の経路を調査
室内側にもシミ、結露、カビ臭外壁表面だけの問題ではない可能性漏水・結露・換気を含めて確認
水をかけて吸い込むかどうかだけで「塗装が必要」とは決められません。外壁材の種類、塗膜、目地、ひび割れ、含水、築年数、過去の施工内容を合わせて判断します。

DIYで清掃できる範囲と安全な手順

外壁メーカーの手入れ案内では、窯業系サイディングの藻やカビに対し、柔らかい布・柔らかいブラシと中性洗剤を使う方法、高圧洗浄やスチーム洗浄を避けることが案内されています。外壁材・商品ごとに条件が異なるため、必ず自宅の外壁メーカーや施工会社の資料を優先してください。

  1. 外壁材と塗装の種類を確認する
    新築時・前回工事の仕様書、製品名、塗料名が分かれば確認します。光触媒、クリヤー仕上げ、金属、木部などは一般的な洗浄方法が合わない場合があります。
  2. 地上から手が届く小範囲だけに限定する
    脚立、はしご、屋根、ベランダ外側での作業は行わないでください。濡れた足元も滑りやすくなります。
  3. ひび割れ・剥がれ・目地切れを先に確認する
    異常があれば水をかけず、写真を撮って相談します。
  4. 周囲を水で濡らし、弱い方法から試す
    柔らかい布または柔らかいブラシを使い、強くこすらず、目立たない場所で確認します。
  5. 必要な場合だけ中性洗剤を使う
    製品表示どおりに希釈し、手袋などの保護具を使います。壁面へ長時間残さず、水で十分に洗い流します。
  6. 上から下へ低い圧力で流す
    サイディングの重なりや目地へ、下から上に水を押し込まないようにします。
  7. 乾燥後に表面を確認する
    色むら、剥がれ、粉化、ひび割れが見つかった場合は、それ以上の清掃を中止します。
塩素系・酸性洗浄剤などを自己判断で混ぜないでください。消費者庁は、条件に該当する酸性・塩素系の住宅用洗浄剤に「まぜるな 危険」の表示を求めています。植木、芝、金属製の水切り・雨樋、衣類、皮膚への影響にも注意し、製品ラベルの用途外使用は避けてください。

業者へ依頼する境界と、一般的な施工手順

業者へ依頼した方がよいケース

  • 2階や高所、建物一面など範囲が広い
  • 高圧洗浄機を使わないと落ちないほど付着が強い
  • 塗膜の剥がれ、膨れ、チョーキング、外壁材の欠けがある
  • シーリングが切れている、窓まわりに雨染みがある
  • 洗っても短期間で同じ場所に再発する
  • 外壁塗装を近く予定している

塗装・補修を伴う場合の流れ

  1. 方角、日当たり、植栽、雨樋、地面、外壁材を確認
  2. ひび割れ、目地、塗膜、含水状態を点検
  3. 必要な養生と飛散対策を行う
  4. 素材と劣化状態に合わせて洗浄方法・圧力・薬剤を選ぶ
  5. 十分に乾燥させる
  6. 浮いた塗膜の除去、ひび割れ・目地・欠損を補修
  7. 下地に合う下塗りを選び、中塗り・上塗りを行う
  8. 雨樋や水の流れなど、再発原因を確認する
防藻・防かび塗料は、将来の繁殖を抑える機能です。すでに付着しているコケ・藻・カビを残したまま上から塗るものではありません。メーカーの施工仕様に従い、除去・下地処理・乾燥を行います。また、防藻・防かび機能があっても、環境条件によって再発する可能性はあります。

見積書と費用で確認するポイント

コケや藻の対応費用は、単純な「洗浄単価」だけで決まりません。外壁の高さ、面積、足場、飛散養生、汚れの種類、塗膜の状態、補修、薬剤、排水、塗装の有無で変わります。

確認項目見積書で見る内容質問例
洗浄範囲外壁、屋根、付帯部、塀、土間の範囲どの面をどこまで洗いますか
足場・養生足場、メッシュシート、窓・車・植栽養生隣家や植木への飛散対策は含まれますか
洗浄方法水洗い、高圧洗浄、バイオ洗浄など薬剤名、希釈、対象素材、すすぎ方法は何ですか
下地補修ひび割れ、目地、剥がれ、欠損の補修洗浄後に追加補修が必要な場合の扱いはどうなりますか
乾燥時間洗浄後から塗装までの工程天候が悪い場合は工程をどう変更しますか
塗料仕様下塗り・中塗り・上塗り、メーカー、製品名防藻・防かび機能は標準ですか。適用下地に合っていますか
保証・アフター対象範囲、条件、除外事項再発が保証対象か、環境要因はどう扱われますか

「高圧洗浄一式」だけで内容が分からない場合は、対象範囲と下地処理の考え方を確認しましょう。洗浄だけで元の色へ完全に戻らない染みや、塗膜自体の変色もあります。

再発を減らすためにできること

  • 植木の枝葉を外壁から離し、風が通るようにする
  • 散水が外壁へ直接かからないよう向きを調整する
  • 雨樋の詰まり、継ぎ目、排水の向きを確認する
  • 室外機ドレンの排水先を確認する
  • 土の跳ね返りが強い場所は、砂利や舗装などを検討する
  • 軽い汚れのうちに、外壁メーカーの方法で手入れする
  • 塗り替え時は、下地・環境に合う低汚染性、防藻・防かび性の塗料を検討する

ただし、防藻・防かび機能は「絶対に発生しない」ことを保証するものではありません。日陰、湿気、植栽、雨水の流れなど、建物周辺の条件も一緒に整えることが大切です。

HookPekの考え・関連施工事例・地域案内

HookPekでは、外壁のコケや藻を見つけたとき、すぐに全面塗装を前提としません。まず、付着物だけの問題か、塗膜・外壁材・シーリング・雨水の流れまで確認が必要かを分けて考えます。清掃で様子を見られる状態と、補修・塗装を検討した方がよい状態を、できるだけ分かりやすくお伝えします。

関連施工事例

以下は、外壁の汚れ・下地処理・劣化確認、またはコケ除去を考える参考事例です。すべてが「外壁のコケ・藻だけ」を目的にした工事ではありません。

名古屋市昭和区|白い外壁をベージュに塗り替えた外壁塗装・木部保護工事
外壁の汚れを確認し、塗装前の洗浄・下地処理を行った事例です。
名古屋市瑞穂区|サイディングの表面剥がれと目地を補修した外壁塗装工事
汚れだけでなく、表面剥がれや目地の状態を確認して補修・塗装した事例です。
名古屋市緑区|築25年以上のモニエル瓦屋根塗装工事
屋根の事例で、外壁の施工事例ではありません。コケ・藻を除去してから下地を整え、塗装した工程の参考として掲載しています。

関連コラム

サービスページ

名古屋市の地域ページ

外壁の写真をLINEで相談できます

「自分で洗ってよいか」「洗浄だけで済むか」「塗装が必要か分からない」という段階でも大丈夫です。次の写真を送っていただくと、写真から確認できる範囲でご案内しやすくなります。

  • コケ・藻が付着している部分の近接写真
  • 外壁一面と方角が分かる写真
  • ひび割れ、剥がれ、シーリング、雨染みの写真
  • 近くの植木、地面、雨樋、室外機が分かる写真

写真だけでは外壁内部や含水状態まで判断できないため、正確な工事内容と費用は現地確認後にご案内します。

外壁のコケ・藻についてよくある質問

外壁にコケがあると、すぐ塗装が必要ですか?
コケの有無だけでは決まりません。範囲、塗膜の色あせ・チョーキング・剥がれ、外壁材、目地、ひび割れを確認します。小範囲の付着で塗膜が健全なら、清掃で様子を見られる場合があります。
コケと藻とカビは見た目で分かりますか?
色や盛り上がりで推測できる場合はありますが、雨だれ、土汚れ、カビが混在することもあり、写真だけでは断定できないことがあります。
外壁のコケや藻は健康に悪いですか?
外壁の付着物だけを見て健康被害を断定できません。室内のカビや大量のカビ胞子には健康上の注意が必要ですが、コケ・藻・カビは区別して考えます。症状がある場合は医療機関へ相談してください。
家庭用高圧洗浄機で落としてもよいですか?
外壁メーカーが高圧洗浄を避けるよう案内している製品があります。塗膜、目地、外壁材を傷めたり、水を隙間へ押し込んだりする可能性があるため、外壁材の資料を確認し、建物全体や高所は業者へ依頼してください。
塩素系のカビ取り剤を外壁に使えますか?
外壁材や塗膜を変色・劣化させ、金属部や植栽へ影響する場合があります。製品の用途と外壁メーカーの案内を確認し、用途外使用や洗剤の混合は避けてください。
外壁へ水をかけて吸い込んだら、塗装時期ですか?
一つの観察材料にはなりますが、それだけでは決めません。素材の性質、塗膜、目地、ひび割れ、乾燥状態などを合わせて判断します。
防藻・防かび塗料なら二度と発生しませんか?
発生を抑える機能であり、完全防止を保証するものではありません。北面、湿気、植栽、雨水の流れなどの環境条件によって再発する可能性があります。
コケや藻を残したまま塗装できますか?
おすすめできません。付着物、弱い旧塗膜、汚れを除去し、乾燥と下地補修を行ってから、適合する塗料を施工します。
コケが生えた外壁は張り替えが必要ですか?
コケがあるだけで張り替えにはなりません。外壁材の反り、欠け、著しい吸水、下地の腐食などが確認された場合に、部分交換や張り替えを検討します。
写真だけで洗浄か塗装か判断できますか?
症状の種類や緊急度の目安は案内できる場合があります。ただし、外壁材の浮き、含水、下地、雨水経路は現地でなければ確認できないため、正式な工事方法と費用は現地調査後に判断します。

公式参考情報・執筆者プロフィール

本記事は、外壁材メーカー、塗料メーカー、行政機関の公開情報を確認し、旧記事の断定的な表現を見直して作成しています。

  • ニチハ「窯業系サイディングのメンテナンス」
    https://www.nichiha.co.jp/info/maintenance/yogyo/
  • ニチハ「住まいの外壁 メンテナンスガイド」
    https://www.nichiha.co.jp/info/maintenance_guide.pdf
  • 日本ペイント「グランセラシリーズ」
    https://www.nipponpaint.co.jp/products/feature/grancera/
  • エスケー化研「エスケープレミアムシリコンBIO」
    https://www.sk-kaken.co.jp/product/overcoat-materials/premium-silicone-bio/
  • 消費者庁「住宅用又は家具用の洗浄剤」
    https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/zakka/zakka_06.html
  • 厚生労働省「真菌(カビ)及びダニ対策について」
    https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/150522.pdf
  • 国土交通省関東地方整備局関連資料「CO2-SUICOM」
    https://www.pa.ktr.mlit.go.jp/yokohamagicho/works/pdf/no_11/slide20220216b.pdf
株式会社HookPek代表 福田

株式会社HookPek 代表 福田

住宅メンテナンス診断士

名古屋市瑞穂区を拠点に、外壁塗装、屋根塗装、シーリング、防水、雨漏り修理、鉄部・木部塗装、住宅外回りの補修に対応しています。見た目の汚れだけで工事を決めず、外壁材、塗膜、目地、雨水の流れを確認し、今必要な対応と急がなくてもよい対応を分けてお伝えすることを大切にしています。

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