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新築なのに床がきしむ!原因と対処法を分かりやすく解説

ハウスメンテナンス

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新築住宅へ入居したばかりなのに、歩くたびに床から「ミシミシ」「ギシギシ」「キュッ」と音がすると、施工不良や建物の安全性が心配になると思います。

床のきしみ音は、床材の伸縮や接合部のこすれで起こる場合もあれば、床下地、支持部材、床暖房、湿気・漏水、建物の傾きなどを確認した方がよい場合もあります。音だけで「よくあること」「欠陥」と決めつけず、発生状況を記録し、まず施工会社・売主へ原因調査を依頼しましょう。

この記事の結論

新築住宅の床がきしむときは、床へ手を加えず、音の発生状況を記録して施工会社・売主へ調査を依頼します。

  • 記録:場所、音、季節、時間、床暖房、荷重、頻度を動画・図面へ残す。
  • 最初の相談先:注文住宅は施工会社、建売・分譲住宅は売主・アフター窓口。
  • 原因確認:床材だけでなく、接着・釘・下地合板・根太・大引き・束・湿気・設備漏水を確認する。
  • 注意症状:沈み、傾き、水濡れ、カビ、建具の不具合、音の急な拡大があれば早めに調査する。
  • 保証:床鳴りのすべてが10年保証ではないため、契約保証と構造部分との関係を確認する。

木材の伸縮による床鳴りは時間とともに変化する場合があります。しかし、「新築ではよくある」とだけ説明され、原因・調査時期・再連絡条件が分からない状態で放置する必要はありません。

この記事は、こんな方に向けて書いています

  • 新築戸建て・建売住宅へ入居後、床がミシミシ鳴る方
  • 床暖房を使用すると音が大きくなる方
  • 季節によって鳴ったり鳴らなかったりする方
  • 施工会社から「様子を見て」と言われ、判断基準が分からない方
  • 床の沈み・傾き・水濡れもあり、単純な床鳴りか心配な方
  • 保証、第三者調査、補修方法を知りたい方

床のきしみ・床鳴りとは

床鳴りとは、歩行や荷重の移動によって、床材や下地材、支持部材の接合部などから音が出る状態です。表面の仕上げ材であるフローリングだけでなく、その下の合板、根太、大引き、束などが関係する場合があります。

名称 主な役割 床鳴りとの関係
フローリング・床仕上げ材 室内で直接歩く表面材 継ぎ目、接着、伸縮、含水状態から音が出る場合がある。
床下地合板 仕上げ材を支え、荷重を分散する 合板同士・支持材との隙間や固定状態が関係する場合がある。
根太・大引き 床下地を支える木材 接合部、乾燥収縮、固定部から軋み音が出る場合がある。
束・支持金物 大引き等を床下から支える 緩み、浮き、調整不良があると、沈み・音へつながることがある。
床暖房 床面を加熱する設備 温度変化による床材の伸縮や、パネル・配管との関係を確認する。

新築の床がきしむ主な原因

原因候補 起こり方 調査で確認すること
木質床材の伸縮 気温・湿度で床材が伸び縮みし、継ぎ目から音が出る 季節、室内湿度、音の変化、床材の製品・施工方法。
床材の継ぎ目・接着 サネ部分、接着剤、釘・ステープル付近でこすれる 音の位置、仕上げ材の浮き・突き上げ・隙間。
下地合板の隙間・固定 合板同士または支持材との間で動き、軋む 施工記録、床下・天井側からの確認、荷重時の動き。
根太・大引き・束 木材の乾燥収縮、接合、支持の状態で音や沈みが出る 床のたわみ、束の浮き・緩み、構造部材の状態。
床暖房・温度変化 加熱・冷却で床材や下地が伸縮する 床暖房使用時だけか、設定温度、音の開始時期。
湿気・水濡れ・漏水 床材が吸湿・膨張し、継ぎ目・接着へ影響する 水回り、窓結露、配管、床下湿気、カビ・変色。
床以外の建物変形 地盤、基礎、柱・梁等の変形が床の傾き・音へ影響する 床レベル、建具、壁のひび、建物全体の変化。

音・症状から原因を整理する手がかり

音の表現だけで原因は確定できませんが、調査箇所を絞る手がかりになります。

音・症状 考えられること 一緒に記録すること
ギシギシ・ギュギュ 床材・下地・支持部材の間の隙間やこすれ 踏む方向、荷重、音が続く範囲。
キイキイ・キュッ 床材の継ぎ目、固定部、接着部のこすれ 室温・湿度、季節、床暖房。
コツコツ・カチッ 硬い部材同士、金物・支持部・配管等の接触 足を離すと鳴るか、設備使用との関係。
踏むと沈む・ふわつく 下地、支持、床材の浮き、水分・腐食等 沈み幅、広がり、変色・臭い・水濡れ。
床が傾く・物が転がる 床下地だけでなく、地盤・基礎・構造の影響も検討 部屋全体、建具、壁・基礎の変化。

施工会社へ連絡する前に記録すること

1.音が出る場所を図面へ記す

間取り図のどこで鳴るか、点・線・面で印を付けます。壁際、部屋中央、廊下、ドア付近など位置関係も残します。

2.動画・音声を撮る

部屋全体が分かる映像から始め、同じ場所を同じ歩き方で踏みます。床暖房使用中、朝・夜、晴天・雨天など条件が違う場合も記録します。

3.開始時期と変化を記録する

入居時からか、数週間・数か月後からか、音の範囲・頻度・大きさが変わったかを書きます。

4.ほかの症状を確認する

床の沈み・浮き・隙間・突き上げ、変色、カビ、臭い、建具の不具合、壁のひび、水漏れを安全な範囲で確認します。

5.契約書・保証書・図面を用意する

引渡し日、定期点検、内装・床材の保証、補修履歴、床暖房の仕様が分かる書類をそろえます。

新築の床鳴りは、最初に施工会社・売主へ連絡

注文住宅は施工会社・工務店、建売住宅・分譲住宅は売主またはアフターサービス窓口、賃貸住宅は管理会社・貸主へ連絡します。

連絡文の例
「引渡しから〇か月です。〇月頃から1階リビングの窓側約2mの範囲で、歩くとギシギシ音がします。床暖房使用時に増え、沈み・水濡れはありません。動画と図面へ場所を記録しました。原因調査、確認方法、対応時期、保証の扱いをご説明ください。」

「床鳴りはよくあるので様子を見てください」と言われた場合は、次回確認日、再連絡する症状、調査・補修する基準を確認し、メールや点検記録へ残します。

施工会社の確認前に第三者へ床を開けてもらうと、原因や保証の確認が難しくなることがあります。
緊急性がない場合は、まず施工会社・売主へ書面で連絡し、調査結果と対応方針を受け取ります。

床鳴りの原因調査で確認する場所

確認段階 主な確認内容 注意点
聞き取り・再現 音の種類、場所、季節、床暖房、荷重、頻度 訪問時に鳴らないこともあるため動画が役立つ。
表面確認 浮き、隙間、突き上げ、変色、沈み、傾き 見た目だけで下地の状態は断定できない。
床レベル・たわみ 高さの差、荷重時の動き、範囲 測定位置・方法・基準を記録する。
床下・天井側 合板、根太、大引き、束、接合部、配管、水分 点検口がない場合は、開口範囲と復旧方法を確認。
施工記録 床材、接着剤、固定方法、床暖房、工事写真 設計・製品施工要領と実施工を照合する。
必要な追加調査 含水率、床下湿度、漏水、地盤・基礎・構造 誰が何を判断する調査か、費用・範囲を事前確認。

床鳴りだけと思わず、早めに調査したい症状

  • 踏むと床が大きく沈む、ふわふわする、範囲が広がっている
  • 床が傾き、物が転がる、建具が急に閉まりにくくなった
  • 床や巾木へ水染み、黒ずみ、カビ、腐食臭がある
  • 洗面・キッチン・トイレ・給湯設備の使用後に症状が増える
  • 床暖房の不具合、異常な熱、漏水表示がある
  • 壁・基礎へ大きなひびが出て、床鳴りも増えている
  • 床材が突き上がり、割れ・剥がれ・段差が生じている

これらは、床仕上げ材だけでなく、下地、設備、構造の確認が必要になる手がかりです。危険な沈み・床暖房の漏水・電気異常がある場合は、その場所の使用を止めて施工会社や専門業者へ相談します。

しばらく様子を見る場合に決めておきたいこと

木材の伸縮による音は、季節や湿度の変化とともに小さくなる場合があります。ただし、期限を決めず放置するのではなく、施工会社と次の条件を共有します。

  • 様子を見る期間と、次回点検日
  • 音が増えた、範囲が広がった場合の連絡先
  • 沈み・傾き・水濡れが出た場合はすぐ再調査すること
  • 定期点検時に同じ場所を再現・記録すること
  • 保証期間・通知期限を過ぎないよう書面で申し出ること

床がきしむ原因別の補修方法

原因候補 補修例 契約前に確認すること
床材の継ぎ目・接着 床材の部分調整、接着、固定、部分張り替え 表面へ穴・補修跡が残るか、同じ床材があるか。
下地合板・根太 固定のやり直し、隙間調整、下地補強 床下・天井・床上のどこから施工するか。
束・支持部 締め直し、位置調整、支持部材の補修・増設 床レベルや他の場所へ影響しないか。
湿気・漏水 漏水修理、乾燥、傷んだ床材・下地交換 水の原因を直してから床を復旧するか。
床暖房 床材・パネル・配管・制御の調査と対応 床暖房メーカー、施工会社、保証範囲。
地盤・基礎・構造 建築士等による調査後に補強・是正方法を検討 床だけを先に固定せず、根本原因を確認する。

床鳴り修理の費用は、原因、調査方法、施工場所、床材、点検口、復旧範囲で大きく変わります。現地を見ずに「〇円で必ず直る」と判断せず、原因調査と補修範囲を確認してください。

新築住宅の保証と10年間の責任

新築住宅では、売主・請負人が「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」の瑕疵について、引渡しから10年間の責任を負う制度があります。

ただし、床鳴りは原因によって、床仕上げ材・接着・下地・構造・設備など関係する部分が異なります。音がすることだけで法定10年責任や住宅瑕疵担保責任保険の対象と決まるわけではありません。

確認する書類・制度 確認内容
契約書・保証書 床材・内装・床暖房・構造の保証期間、免責、連絡期限。
アフターサービス基準 床鳴り、隙間、反り、沈みの点検・補修基準。
住宅瑕疵担保責任保険付保証明書 保険付き住宅か、保険法人、対象となる基本構造部分。
点検・補修記録 申し出日、現地確認、原因説明、補修内容、再発状況。

施工会社が対応しない、説明と補修を繰り返しても直らない、基本構造との関係が疑われる場合は、住まいるダイヤルや建築士等へ相談します。

第三者調査を検討するタイミング

  • 施工会社が現地確認せず「問題ない」と回答する
  • 補修を繰り返しても同じ場所・別の場所で再発する
  • 床の傾き・沈み・建具不良など、床鳴り以外の症状がある
  • 施工会社と原因・調査範囲について見解が大きく異なる
  • 保証期限や契約上の通知期間が近い
  • 施工会社と連絡が取れない、倒産の可能性がある

第三者へ依頼するときは、建築士、床施工・内装業者、設備業者など、調査目的に合う専門家を選びます。調査費用、開口の有無、報告書、復旧費、施工会社の立ち会いを事前に確認してください。

床鳴りを自分で補修しない方がよい理由

  • 音がする場所と原因箇所が一致しないことがある
  • 釘・ビスが床暖房配管や電気配線を傷付けるおそれがある
  • 補修剤・潤滑剤が床材、接着、仕上げへ影響する場合がある
  • 床を開けることで施工会社の原因確認・保証判断が難しくなる
  • 一時的に音が止まっても、沈み・漏水・構造原因が残ることがある

掃除や換気など日常管理は行えますが、床材の加工・穴開け・床下作業は、原因と仕様を確認した施工会社・専門業者へ依頼します。

湿気・水分・床暖房との関係

木質床材は湿気で伸び、乾燥で収縮する性質があり、その伸縮に伴って接合部から音が出る場合があります。また、水をこぼして長時間放置する、多量の水を使って清掃する、配管・結露で床材が濡れると、膨れ・段差・床鳴りなどの原因になることがあります。

  • 水をこぼしたら、継ぎ目へ残さず早めに拭き取る
  • モップ・雑巾は固く絞り、床へ多量の水をまかない
  • 加湿・除湿は、極端な湿度変化を避けて行う
  • 床暖房は施工会社・床材メーカーの使用方法を守る
  • 窓結露・洗面所・キッチン・配管周辺の水濡れを確認する

ただし、換気・湿度調整だけで施工上の隙間や支持不良を直すことはできません。音の変化を記録する補助として行い、原因調査を省略しないでください。

HookPekとしての考え

新築の床鳴りは、まず住宅を建てた施工会社・売主へ相談するのが基本です。

床を開けたり、別の会社が先に補修したりすると、原因と保証の確認が難しくなるためです。「よくある音」と説明された場合も、場所・頻度・次回確認日を記録し、沈み・傾き・水濡れ等がないかを確認します。

HookPekでは、名古屋市周辺で住まいの小修繕や外回りの水分・雨漏りに関する相談を受け付けています。床鳴りそのものについては、施工会社への連絡内容や、外部からの雨水・室内設備漏水が疑われる場合の相談先整理をお手伝いします。

木部・水分・下地を考えるHookPekの参考施工事例

以下は新築住宅の床鳴り・保証補修事例ではありません。木部の傷み、水分、防水、下地を確認して工事範囲を判断した参考事例です。

一宮市|腐食した濡れ縁の床板を交換

濡れ縁の木部を細かく確認し、傷んだ床板は交換、使用できる柱・梁は状態に合わせて洗浄しました。木部は、表面の音や色だけでなく、水分・腐食と使用可能な範囲を見分ける必要があります。

▶ 腐食した濡れ縁の木部交換事例を見る

熱田区|ベランダのFRP防水層を再形成

表面のトップコートだけでなく、ガラスマットとFRP樹脂で防水層を再形成しました。床付近の変色や音に水分が関係する場合は、室内の床だけでなく、水の入口と防水層を確認します。

▶ FRP防水ベランダ改修事例を見る

鈴鹿市|車庫屋根のコンクリート下地から補修

防水材を塗るだけではなく、防水層を支えるコンクリート下地を補強してからウレタン防水を施工しました。住宅修理でも、表面症状の下にある支持・下地を確認する考え方が重要です。

▶ 下地補強・ウレタン防水事例を見る

名古屋市の地域ページ

HookPekは名古屋市瑞穂区を拠点に、昭和区・緑区・南区周辺で、住まいの小修繕、外壁・屋根・雨樋・防水などの相談に対応しています。

床鳴りの動画・住まいの症状をLINEで整理できます

新築住宅の場合は、まず施工会社・売主へ動画と記録を添えてご連絡ください。

施工会社への伝え方が分からない、床の水濡れ・外部からの雨水・別の住まいの不具合も疑われる場合は、①部屋全体、②音が鳴る場所、③同じ場所を踏んだ動画、④引渡し時期、⑤沈み・水濡れ等の有無をお送りください。

写真・動画から分かる範囲で、施工会社へ伝えたい記録と、床・設備・外回りのどこを確認するかを整理します。保証判定や構造安全性の証明は行いません。

電話で相談する:052-846-2779

新築住宅の床のきしみについてよくある質問

新築の床鳴りはよくあることですか?

木質床材の伸縮で一時的に鳴る場合はあります。ただし原因は複数あるため、場所・頻度を記録し、施工会社へ確認してください。

何か月くらい様子を見ればよいですか?

一律の期間はありません。施工会社と次回点検日、再連絡する症状、保証期限を決め、音の変化を記録します。

床鳴りは施工不良ですか?

音だけでは断定できません。床材の伸縮、接着・固定、下地・支持、設備、湿気、構造などを調査して判断します。

新築なら無料で修理してもらえますか?

原因、契約書、保証書、アフター基準によります。床鳴りのすべてが法定10年責任や無償補修の対象になるわけではありません。

床暖房をつけると音が増えます。

温度変化による床材の伸縮や、床暖房パネル・施工状態との関係を確認します。使用条件と動画を施工会社へ伝えてください。

床がきしむ場所へ釘やビスを打ってもよいですか?

行わないでください。原因位置と一致しない場合があり、床暖房配管・電気配線を傷付けたり、保証確認を難しくしたりする可能性があります。

踏むと少し沈む場合も様子見でよいですか?

沈み・ふわつきは下地、支持、湿気・腐食等の確認が必要です。範囲を記録し、早めに施工会社へ現地調査を依頼してください。

床の傾きときしみが同時にあります。

床だけでなく地盤・基礎・柱・梁等が関係する場合があります。床レベル測定を含む建物全体の原因調査について、施工会社や建築士へ相談してください。

施工会社が対応してくれない場合はどうしますか?

申し出内容をメール等で残し、契約書・保証書を確認します。対応が進まない場合は、住まいるダイヤルや第三者の建築士等へ相談します。

HookPekは床鳴りを修理できますか?

新築住宅は施工会社・売主への相談を優先します。HookPekでは住まいの小修繕や、水濡れ・雨水・外回りが関係する症状の相談、施工会社へ伝える記録整理を受け付けています。

参考にした公式情報

執筆者プロフィール

株式会社HookPek代表 福田

株式会社HookPek 代表 福田
住宅メンテナンス診断士

名古屋市瑞穂区を拠点に、外壁・屋根・防水を中心とした住宅メンテナンスと、クロス、水回り、畳・襖、手すり、フローリング表面のリペアなど住まいの小修繕に対応しています。新築住宅の床鳴りについては、施工会社・売主への記録付き相談を優先し、必要に応じて住まいの症状と相談先を整理することを大切にしています。

株式会社HookPekの会社概要を見る

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