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コラム
「徹底解説」自然塗料いろはについて解説します!!
ハウスメンテナンス
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更新日:
執筆・監修:株式会社HookPek 代表 福田 (住宅メンテナンス診断士)
自然塗料「いろは」は、国産の木材保護塗料として、無垢床、柱・梁、建具、家具、外壁木部、濡れ縁、ウッドデッキなどへの使用を検討される製品です。ベンガラを使った落ち着いた色や、木目を残す浸透型の仕上がりに魅力があります。
ただし、「いろは」は一種類の万能塗料ではありません。屋内・屋外兼用カラー、屋内専用カラー、屋内専用クリア、屋外用クリア、滑り止め用オイルなどがあり、用途、成分、塗り回数、拭き取り方法、下地条件が製品ごとに異なります。
自然由来の原料を含む製品であっても、火気、換気、皮膚や目への付着、塗料が付いたウエスの自然発火には注意が必要です。この記事では、メーカー公式情報を基に、「いろは」の種類、選び方、塗り方、安全上の注意、DIYと業者依頼の境界を整理します。
この記事の結論
- 自然塗料「いろは」は、亜麻仁油・桐油・ロジン・蜜蝋などを含む、木部向けの国産塗料シリーズです。製品によってイソパラフィン、乾燥剤、顔料、防カビ剤、紫外線吸収剤なども含まれます。
- 代表的な「屋内・屋外兼用カラー」は木部用の着色塗料です。屋内では薄く塗って余分を拭き取り、屋外では乾燥を確保して2回塗る方法が公式に案内されています。
- 無色で仕上げたい場合も、屋内専用クリアと屋外用クリアは別製品です。屋内用を外部木部へ使用しないでください。
- メーカーは一部製品を「建築基準法の告示対象外で、F☆☆☆☆と同様に使用できる」と案内しています。これは、製品全体が無害、VOCゼロ、アレルギーが起きないことを示すものではありません。
- 油を含む塗料が付着したウエス、スポンジ、刷毛などには自然発火の注意があります。丸めたまま放置せず、容器表示と最新版SDSに従って処理してください。
- 旧塗膜、木材の含水、腐朽、樹種、研磨状態で仕上がりが変わるため、必ず試し塗りを行います。
この記事はこんな方に向いています
- 自然塗料「いろは」の特徴や原料を知りたい
- 無垢床、家具、柱、梁、木製玄関ドア、濡れ縁などへ使えるか知りたい
- 屋内・屋外兼用カラーと屋内専用カラーの違いを確認したい
- 透明仕上げにしたいが、屋内用と屋外用のどちらを選ぶべきか迷っている
- DIYで塗装するときの研磨・拭き取り・乾燥方法を知りたい
- 自然塗料なら健康面や火災の心配がないのか確認したい
- オスモカラー、リボス、AURO、キヌカなどと比較している
自然塗料「いろは」とは
「いろは」は、広島県のアールジェイ株式会社が展開する国産の木材用塗料シリーズです。メーカーは、日本の木造建築やベンガラ文化を背景に、木目を活かす浸透型の仕上がりと、日本の景観になじむ色を特徴として紹介しています。
代表的な着色製品には、桐油、亜麻仁油、蜜蝋、ロジン、イソパラフィン、無鉛乾燥剤、ベンガラなどの顔料が記載されています。植物油や天然樹脂だけで構成されているわけではなく、乾燥や作業性、性能を整える成分も含まれます。
「自然塗料」という名前だけで安全性や用途は決まりません
| 確認項目 | 確認が必要な理由 | 確認する資料 |
|---|---|---|
| 正式な製品名 | カラー、クリア、外部用、滑り止めなどで仕様が異なるため | 容器ラベル、公式製品ページ |
| 屋内・屋外 | 耐候性、防カビ、紫外線対策、塗り回数が異なるため | 用途、施工方法 |
| 既存の仕上げ | ウレタン、ニス、ペンキなどの塗膜が浸透を妨げるため | 使用上の注意、試し塗り |
| 木材の状態 | 水分、腐朽、汚れ、毛羽立ちで乾燥と仕上がりが変わるため | 施工説明、現地確認 |
| 危険有害性 | 自然由来原料を含んでも、引火性や健康影響への注意が必要なため | ラベル、最新版SDS |
| 廃棄方法 | 油を含むウエスの自然発火や排水への流出を防ぐため | ラベル、SDS、自治体案内 |
「いろは」の主な種類と用途
製品構成や仕様は変更される場合があります。購入時は、メーカー公式サイトと容器表示で最新情報を確認してください。
| 製品 | 主な用途 | 公式情報の要点 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| いろはカラー[屋内・屋外兼用] | 無垢床、柱、梁、建具、家具、外壁木部、破風、濡れ縁、玄関ドア、ウッドデッキなど | 全19色。目安30g/㎡、1Lで約33㎡。屋内は薄く塗って拭き取り、屋外は12時間以上乾燥させて2回塗り | 屋内と屋外で施工方法が違う。色移り、塗り過ぎ、自然発火に注意 |
| いろはカラー[屋内専用] | 無垢フローリング、建具、家具、カウンター、柱、梁など | 全6色。目安30g/㎡、乾燥約24時間。塗布後すぐに十分拭き取る | 屋外へ使用しない。樹種と研磨状態で発色が変わる |
| いろはクリア[屋内専用] | 無垢床、腰板、柱、建具、家具、カウンターなど | 無色。目安30g/㎡、乾燥約12時間。耐久性が必要な場合は翌日に2回目 | 屋内専用。透明でも木材の色が濡れ色になることがある |
| いろは外部用クリア[屋外木部用] | 外壁木部、破風、軒天、濡れ縁、ウッドデッキ、ログハウスなど | 目安30~50g/㎡。防カビ剤、紫外線吸収剤、マット顔料を含み、12時間以上の乾燥を挟んで3回塗り | 「透明=何も含まない」ではない。屋内用クリアと混同しない |
| いろはアユーカ | オイル仕上げの屋内無垢床、階段など | 滑りにくさを持たせる屋内床用。目安30g/㎡。薄く塗り、拭き取り、約12時間乾燥。耐久性が必要な場合は2回目 | 旧塗膜を除去し、木材含水率など製品の注意事項を確認 |
| いろは専用うすめ液 | 主に刷毛などの洗浄 | 成分はイソパラフィン。メーカーは「いろは」専用品として案内 | 火気に注意し、任意のシンナーへ置き換えない |
屋内・屋外兼用カラーでも、塗り方は共通ではありません
公式の使用方法では、屋内は木目に沿って薄く塗り広げ、すぐに表面の余分な塗料をウエスで十分に拭き取ります。屋外では塗り過ぎや溜まりを避けて薄く塗り、12時間以上乾燥させたうえで2回塗りを行います。乾燥時間の目安は約24時間ですが、低温・高湿度では遅くなることがあります。
「一度塗りで着色する」という特徴だけを見て、屋外も1回で終えるのは公式手順と異なります。使用場所に合った工程を確認してください。
屋外を無色で仕上げたい場合は外部用クリアを確認
屋内専用の「いろはクリア」と、屋外木部用の「いろは外部用クリア」は別製品です。外部用クリアには、防カビ剤、紫外線吸収剤、マット顔料が記載され、メーカーは3回塗りを案内しています。
ほかの塗料と比較するときの考え方
「自然塗料いろは」と一般的な木部塗料のどちらが優れているかではなく、木材の場所、現在の仕上げ、希望する質感、維持管理の方法に合うかで判断します。
| 比較項目 | 「いろは」を検討する視点 | ほかの木部塗料を検討する視点 |
|---|---|---|
| 仕上がり | 木目と木の質感を活かし、艶を抑えた浸透型の風合い | 塗りつぶし、厚い透明塗膜、高光沢など幅広い仕上げがある |
| 着色 | ベンガラを含む日本の伝統色を中心とした色展開 | 鮮やかな色、調色、既存色への合わせやすさなど選択肢が多い |
| 下地 | 無垢材や吸い込みのある木材が基本。旧塗膜の影響を受けやすい | 造膜型・浸透型で異なるが、専用下塗りを含む改修仕様もある |
| 屋外耐久 | 製品ごとの塗り回数と定期的な状態確認が必要 | 塗膜型は高い保護性を持つ製品もあるが、剥がれ時の補修に手間がかかる |
| 部分補修 | 浸透型は局部の手入れを行いやすい場合がある | 塗膜型は色・艶・塗り継ぎが目立つ場合がある |
| 安全情報 | 自然塗料でもラベル・SDS・換気・火気管理を確認 | 同様に製品ごとのラベル・SDSを確認 |
用途・下地に合う製品の選び方
| 判断すること | 確認例 | 誤ると起こり得ること |
|---|---|---|
| 使用場所 | 屋内床、家具、柱、外壁木部、デッキ、破風 | 屋内用を屋外へ使い、早期退色・劣化する |
| 着色の有無 | 木目を残して着色、無色、滑り止め | 希望と異なる色・艶・手触りになる |
| 既存塗膜 | 無塗装、オイル、ワックス、ウレタン、ニス、ペンキ | 浸透せず、べたつき、はじき、むら、密着不良が起こる |
| 木材の状態 | 腐朽、割れ、ささくれ、黒ずみ、含水 | 傷みの原因を残したまま表面だけ塗る |
| 樹種と吸い込み | スギ、ヒノキ、パイン、ナラなど | 色見本と実物の色が大きく異なる |
| 使用環境 | 雨掛かり、日射、摩耗、ペット、滑りやすさ | 必要な性能と製品が合わない |
| 施工条件 | 気温、湿度、換気、乾燥時間 | 乾燥遅延、べたつき、色移りが起こる |
旧塗膜がある場合は、重ね塗りできると決めつけない
浸透性塗料は、木材へ塗料が吸い込まれる状態が必要です。ウレタン、ニス、ラッカー、ペンキなどが表面を覆っている場合、そのままでは均一に浸透しません。製品によっては、既存塗膜をサンディングなどで完全に除去するよう案内されています。
以前に塗られた製品が分からない場合は、目立たない範囲で確認し、広範囲へ塗る前にメーカーまたは施工業者へ相談してください。
色見本だけで決めず、同じ樹種で試し塗りする
メーカーのカタログにも、印刷色と実際の色が異なること、樹種で色が変わることが示されています。研磨番手、木材の経年、吸い込み、元の色でも変わるため、同じ樹種の端材か目立たない場所で乾燥後まで確認します。
DIYで塗る場合の基本手順
以下は一般的な確認の流れです。実際の塗り方は、購入した製品の容器表示と最新の施工説明を優先してください。
- 製品名と使用場所を一致させる
屋内・屋外、カラー・クリア、床・外部木部などを確認します。似た名称でも用途が異なります。 - 既存塗膜と木材の傷みを確認する
旧塗膜、腐朽、ぐらつき、割れ、水濡れ、カビ、油汚れを確認します。腐った木材は塗装では強度が戻りません。 - ラベルと最新版SDSを確認する
火気、換気、保護具、応急措置、保管、廃棄を確認します。資料が見つからない場合はメーカーへ問い合わせます。 - 研磨と清掃を行う
公式情報では、多くの製品で#120~180程度のサンドペーパーが案内されています。木目に沿って研磨し、粉じんを除去します。 - 試し塗りをする
発色、吸い込み、乾燥、べたつき、色移りを確認します。問題があれば全体施工を止めます。 - 養生・換気・保護具を準備する
周囲を養生し、手袋、保護眼鏡、作業着を使用します。火気を遠ざけ、室内は乾燥中も換気します。 - 容器を十分に攪拌する
顔料や成分が沈んでいる場合があります。使用中も必要に応じて混ぜ、自己判断で水や別のシンナーを加えません。 - 薄く塗り、製品指定の拭き取りを行う
屋内用は余分な塗料をすぐに十分拭き取る製品が多く、厚塗りすると乾燥不良やべたつきにつながります。 - 乾燥時間を確保する
低温・高湿度では乾燥が遅れます。表面だけで判断せず、次工程や家具の使用を急ぎません。 - 用具とウエスを安全に処理する
油を含むウエスを丸めて放置しません。最新のラベル・SDSと自治体ルールに従います。
失敗しやすい原因と対策
| 失敗例 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| いつまでもべたつく | 厚塗り、拭き取り不足、低温・高湿度、旧塗膜の上へ施工 | 薄く塗り、指定どおり拭き取り、環境と下地を確認 |
| 色むらが強い | 研磨むら、吸い込み差、攪拌不足、継ぎ足し塗り | 素地を均一に整え、十分攪拌し、試し塗りをする |
| 衣服へ色が付く | 余分な塗料が残る、乾燥不足 | メーカー案内どおり十分に拭き取り、乾拭きと乾燥を行う |
| すぐに色あせる | 屋内用を屋外へ使用、塗り回数不足、強い雨・紫外線 | 外部用製品と指定塗り回数を選び、定期点検する |
| はじく・浸透しない | ウレタン・ニス・ワックス・油汚れが残る | 既存仕上げを確認し、必要な除去・脱脂を行う |
| 木部の傷みが進む | 腐朽や雨水侵入を塗装だけで済ませた | 水の原因、木材強度、交換の必要性を先に確認 |
| 火災につながる | 塗料が付いたウエスを丸めて放置 | 製品表示・SDSに従い、自然発火対策を徹底する |
自然塗料でも必要な安全対策
旧記事では「安全安心な原料のみ」と受け取れる説明が中心でした。しかし、自然由来の成分を含むことと、施工中の危険がないことは同じではありません。
公開されている「いろはクリア」のSDSに見る注意点
アールジェイ株式会社名義で公開されている「いろはクリア」のSDSには、引火性液体・蒸気、飲み込むと有害、火気から遠ざけること、保護眼鏡・保護衣・手袋、換気、排水へ流さないことなどが記載されています。また、塗料が付着した布を多量に蓄積すると自然発火することがあると説明されています。
ただし、確認できたSDSには2014年の作成・改訂日が記載されています。施工時は古い資料だけに頼らず、購入した製品の容器表示とメーカーが提供する最新版SDSを優先してください。
- 作業中・乾燥中は十分に換気する
- 火気、火花、高温物を近づけない
- 手袋、保護眼鏡、作業着を使用する
- 皮膚や目へ付着した場合は、ラベル・SDSの応急措置に従う
- 子どもやペットが作業場所・乾燥中の塗面へ近づかないようにする
- 残塗料、洗浄液、洗浄水を排水口・側溝・土へ流さない
- 使用したウエス、スポンジ、紙類を丸めたまま放置しない
「F☆☆☆☆と同様に使用できる」の意味
メーカーは一部製品について、ホルムアルデヒド系の対象樹脂・防腐剤を含まず、建築基準法の告示対象外であるため、使用面積制限を受けずにF☆☆☆☆と同様に使用できると案内しています。
これは「F☆☆☆☆認定を取得した製品」と同じ表現ではなく、また、ホルムアルデヒド以外の揮発性成分がゼロであること、無臭であること、すべての人に症状が出ないことを保証するものでもありません。国土交通省のシックハウス対策も、F☆☆☆☆を主にホルムアルデヒド発散と使用面積規制の枠組みとして説明しています。
アレルギーや体質への不安がある場合
成分表には、亜麻仁油、桐油、蜜蝋、ロジン、顔料、イソパラフィンなどが記載されています。自然由来かどうかにかかわらず、臭いの感じ方や皮膚反応には個人差があります。「自然塗料だからアレルギーが起きない」とは判断できません。
過去に塗料、溶剤、樹脂、精油などで症状が出たことがある場合は、使用前にメーカーへ成分と最新版SDSを確認し、必要に応じて医師へ相談してください。
DIYと専門業者へ依頼する境界
| 状態・作業 | DIYを検討しやすい範囲 | 専門業者へ相談したい範囲 |
|---|---|---|
| 室内の家具・小物 | 無塗装で素材が明確、移動できる小さな物 | 高価な家具、既存塗膜が不明、色合わせが必要 |
| 無垢床 | 小面積で旧仕上げが明確、十分な乾燥時間を取れる | 居住中の全面施工、ワックス・汚れ除去、家具移動が必要 |
| 木製玄関ドア | 地上から安全に届く小範囲のメンテナンス | 塗膜剥離、色合わせ、複雑な金物、高い仕上がり品質が必要 |
| 濡れ縁・ウッドデッキ | 木材が健全で、ぐらつきがない小範囲 | 腐朽、割れ、沈み、固定部の緩み、部材交換が必要 |
| 外壁木部・破風・軒天 | 地上で安全に作業できる小部分 | 2階、高所、足場、広範囲、雨水侵入の調査が必要 |
| 旧塗膜除去 | 小物で塗膜と素材が明確 | 広範囲、剥離剤・電動工具が必要、古い塗膜の成分が不明 |
| 体質・安全面 | ラベルとSDSを理解し、十分な対策が取れる | 過去に塗料で症状が出た、換気が難しい、火気管理に不安 |
費用が変わる条件と確認項目
費用は塗料の価格だけでは決まりません。下地処理、旧塗膜除去、補修、塗り回数、拭き取り、乾燥待ち、高所作業、家具移動などで変わります。
| 費用が変わる条件 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 正式な製品 | 内外兼用カラー、屋内専用、クリア、外部用クリア、アユーカなど |
| 塗装面積と塗り回数 | 実測面積、木材の吸い込み、屋外2回・外部用クリア3回などの仕様 |
| 下地処理 | 研磨、旧塗膜除去、脱脂、汚れ・黒ずみ処理 |
| 木部補修 | 割れ、腐朽、欠損、ぐらつき、部材交換 |
| 養生と使用制限 | 家具移動、床養生、乾燥中の立入制限、換気 |
| 屋外条件 | 足場、高所、雨養生、天候による工程調整 |
| 仕上がり品質 | 色合わせ、試し塗り、塗り継ぎ、細部の処理 |
見積書で確認する項目
- 製品の正式名称、色、屋内・屋外の区分
- 旧塗膜をどこまで除去するか
- 研磨、補修、清掃、養生の範囲
- 塗り回数と拭き取り工程
- 腐食部の交換が含まれるか
- 足場、高所作業、家具移動の有無
- 乾燥期間中の使用制限と引き渡し時期
問い合わせ時点で見積書や写真を送る必要はありません。まずは、塗りたい場所、屋内・屋外、現在気になっている症状、希望する仕上がりを分かる範囲でお伝えください。
HookPekの考え・関連事例・地域案内
自然塗料は、原料のイメージだけでなく、木材の場所、既存塗膜、雨や紫外線、腐朽、使用方法、維持管理まで含めて選ぶことが重要です。HookPekでは特定製品を一律に勧めず、素材と状態を確認し、塗装・補修・交換のどれが必要かを分けて考えます。
現行記事には「いろは等の自然塗料を使用した塗装も得意」と記載されていましたが、公開中の施工事例から「いろは」を使用した実績は確認できませんでした。そのため、今回の原稿では未確認の施工実績を掲載していません。
以下は、自然塗料「いろは」を使用した施工事例ではありません。旧塗膜除去、木部研磨、腐食部の交換、木部保護塗装を考えるための参考事例です。
古い塗膜を除去し、ペーパー研磨、着色、クリア塗装を行った事例です。「いろは」使用事例ではありません。
塗装だけでは直せない腐食部を交換し、既存木部を保護した事例です。「いろは」使用事例ではありません。
外壁と木部を素材に合わせて施工した事例です。木部塗装の工程を考える参考であり、「いろは」使用事例ではありません。
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自然塗料や木部塗装について問い合わせる
「いろは」が使えるか、別の木部塗料が適しているかは、屋内・屋外、素材、既存塗膜、木部の傷み、希望する色と質感で変わります。まだ製品や工事内容を決めていない段階でも、問い合わせだけで大丈夫です。
自然塗料「いろは」についてよくある質問
Q1.「いろは」は100%天然成分だけで作られていますか?
そのように一括して断定できません。代表的なカラー製品には桐油、亜麻仁油、蜜蝋、ロジンのほか、イソパラフィン、無鉛乾燥剤、顔料が記載されています。外部用クリアには防カビ剤や紫外線吸収剤も記載されています。購入する製品の成分表と最新版SDSを確認してください。
Q2.自然塗料ならアレルギー体質でも安全ですか?
安全を保証できません。自然由来の原料でも、臭いや皮膚反応には個人差があります。過去に塗料や溶剤などで症状が出た方は、使用前にメーカーへ成分・SDSを確認し、必要に応じて医師へ相談してください。
Q3.F☆☆☆☆の塗料ですか?
メーカーは一部製品を「建築基準法の告示対象外で、F☆☆☆☆と同様に使用できる」と案内しています。F☆☆☆☆の認定・等級表示と、告示対象外という説明は同じ表現ではありません。また、VOCゼロや無害を示すものでもありません。
Q4.屋内・屋外兼用カラーは1回塗りでよいですか?
屋内と屋外で公式施工方法が異なります。屋内は薄く塗って十分に拭き取る方法、屋外は12時間以上乾燥させて2回塗りする方法が案内されています。容器表示を優先してください。
Q5.屋内用クリアをウッドデッキへ塗れますか?
使用しないでください。屋内専用クリアと、屋外木部用の外部用クリアは別製品です。ウッドデッキなど屋外には用途が明記された外部用製品を検討します。
Q6.ウレタン塗装の上から「いろは」を塗れますか?
浸透を妨げる既存塗膜がある場合、そのままでは適切に仕上がらない可能性があります。製品によっては他塗料の塗膜を完全に除去するよう案内されています。旧塗膜を確認してから判断してください。
Q7.塗ったあとにべたつくのはなぜですか?
厚塗り、拭き取り不足、低温・高湿度、旧塗膜、木材の吸い込み不足などが考えられます。追加で塗る前に、使用した製品と施工方法を確認してください。
Q8.塗料が付いた布は普通ごみに出せますか?
そのまま丸めて放置しないでください。油を含む塗料が付着した布類には自然発火の注意があります。容器表示、最新版SDS、自治体の廃棄ルールに従って処理してください。
Q9.初心者でもDIYできますか?
手が届く小範囲で、無塗装木部と製品用途が明確なら検討できます。ただし、旧塗膜除去、広い床、高所、腐朽、色合わせ、換気や火気管理に不安がある場合は専門業者へ相談してください。
Q10.一度塗ればメンテナンスは不要ですか?
不要にはなりません。屋外木部は雨・紫外線・摩耗の影響を受け、室内床も歩行や水分で変化します。定期的に撥水低下、色あせ、毛羽立ち、割れ、べたつきなどを確認し、製品の案内に沿って手入れしてください。
公式参考情報・執筆者
製品仕様や安全情報は変更される場合があります。施工時は、購入した製品の容器表示とメーカーが提供する最新版資料を優先してください。
- アールジェイ株式会社・自然塗料いろは:https://www.rj-wax.com/iroha
- いろはカラー[屋内・屋外兼用]:https://www.rj-wax.com/product/281
- いろはカラー[屋内専用]:https://www.rj-wax.com/product/338
- いろはクリア[屋内専用]:https://www.rj-wax.com/product/279
- いろは外部用クリア[屋外木部用]:https://www.rj-wax.com/product/737
- いろはアユーカ:https://www.rj-wax.com/product/1910
- いろは専用うすめ液:https://www.rj-wax.com/product/283
- 自然塗料いろはカタログ:https://www.rj-wax.com/wp/wp-content/uploads/97c12a5cd20244e263113b4c1505af1c.pdf
- いろはクリア安全データシート(公開資料。使用時は最新版をメーカーへ確認):https://www.rj-wax.com/wp/wp-content/uploads/3dcbf8d491d6b497e8a54d7cf133951a-1.pdf
- 厚生労働省・塗装作業 化学物質管理マニュアル:https://www.mhlw.go.jp/content/11300000/02-1b_coating.pdf
- 国土交通省・建築基準法に基づくシックハウス対策:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000043.html
執筆・監修:株式会社HookPek 代表 福田
住宅メンテナンス診断士。名古屋市瑞穂区を拠点に、外壁塗装、屋根塗装、防水、シーリング、雨漏り修理、鉄部・木部塗装、住宅外回りの補修に対応しています。
自然塗料という名称だけで判断せず、素材、既存塗膜、腐朽や水分、施工環境を確認し、塗装で対応できる範囲と、補修・交換が必要な範囲を分けて考えることを大切にしています。
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