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コラム
塗装では対応できない瓦の対処法
ハウスメンテナンス
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執筆・監修:株式会社HookPek 代表 福田 (住宅メンテナンス診断士)
瓦屋根で「塗装では対応できない」と判断する場面には、二つの意味があります。一つは、陶器瓦やいぶし瓦のように、通常の防水メンテナンスとして塗装を前提としていない瓦であること。もう一つは、セメント瓦など塗装できる屋根材であっても、割れ・ずれ・棟の歪み・下地や防水シートの傷みがあり、塗膜では原因を直せないことです。
瓦の表面をきれいに塗っても、瓦の下にある下地、緊結部、棟、雨水を排出する構造は直りません。反対に、一枚の破損や棟の一部だけが傷んでいる場合、屋根全体を葺き替えず、差し替え・再固定・棟の取り直し・部分葺き直しで対応できることもあります。
この記事では、瓦の種類を確認したうえで、塗装、部分補修、葺き直し、葺き替えのどれが必要かを判断する方法を解説します。
この記事の結論
- 陶器瓦・釉薬瓦・いぶし瓦は、一般的に防水性能を維持するための定期塗装を前提としていません。
- ただし、瓦用塗料の適用範囲は製品ごとに異なります。陶器瓦に対応する製品も、使用不可とする製品もあるため、瓦の種類とメーカー仕様を照合します。
- セメント瓦・モニエル瓦は塗装できる場合がありますが、割れ、脆弱化、スラリー層、旧塗膜、下地の状態を先に確認します。
- 瓦の割れ・ずれ、棟の歪み、漆喰欠損、緊結不良、防水シート・野地板の傷みは、表面塗装では直りません。
- 一部の破損なら瓦の差し替え、ずれなら再配置・再固定、棟下地の傷みなら棟瓦を外して下地交換・葺き直しを検討します。
- 既存瓦を再利用でき、下地を直す場合は葺き直し、瓦自体も広範囲に劣化・不足している場合は葺き替えを比較します。
- 漆喰だけを表面に重ねても、棟の歪みや傷んだ下地、緊結不良は改善しません。
- 国土交通省は、瓦のずれ・浮き・著しい破損を地上から確認し、屋根には絶対に登らないよう案内しています。
- 2022年から新築等の瓦の緊結基準が強化されました。既存屋根が直ちに違法になるわけではありませんが、古い屋根は補修時に固定方法も確認します。
- 平均掲載順位7.88のため、URL・H1を維持し、瑞穂区瓦屋根塗装記事とは「塗装判断」と「補修方法」で役割を分けます。
この記事はこんな方に向いています
- 瓦へ塗装すれば割れや雨漏りまで直るのか知りたい
- 陶器瓦・いぶし瓦・セメント瓦の違いが分からない
- 屋根の頂上部分が歪んで見える
- 庭やベランダへ瓦・漆喰の破片が落ちてきた
- 台風や地震後に瓦がずれたように見える
- 一部補修、葺き直し、葺き替えの違いを知りたい
- 古い瓦が廃番で交換できるか心配
- 塗装見積もりと瓦補修見積もりを比較したい
「塗装では対応できない」二つの意味
| 意味 | 主な例 | 判断 |
|---|---|---|
| 屋根材が通常の塗装メンテナンスを必要としない・一般塗料では適合しない | 陶器瓦、釉薬瓦、いぶし瓦、一部の特殊表面処理瓦 | 塗装不要か、専用材料・試験施工が必要かを確認 |
| 屋根材は塗装可能でも、傷みが塗膜の機能を超えている | 割れ、欠け、ずれ、棟の歪み、下地腐食、防水シート劣化 | 差し替え、再固定、棟取り直し、葺き直し、葺き替えを比較 |
| 屋根材自体の強度・表面が塗装に耐えない | 広範囲の凍害、剥離、脆弱化、深いひび、崩れ | 塗装を中止し、交換・葺き替えを検討 |
| 雨漏り原因が別部位にある | 谷板金、壁との取り合い、雨押え、天窓、配管、棟 | 原因部位を補修し、屋根全体を塗って済ませない |
「瓦」という言葉には、粘土を焼いた瓦、セメント瓦、乾式コンクリート瓦、化粧スレートまで含めて使われることがあります。塗装前に屋根材を特定することが最初の分岐です。
瓦・屋根材の種類と塗装の考え方
| 屋根材 | 主な特徴 | 塗装の考え方 | 先に確認すること |
|---|---|---|---|
| 陶器瓦・釉薬瓦 | 粘土を焼き、釉薬による表面を持つ瓦 | 一般的には定期塗装を必要としない。塗装する場合は専用品・密着を確認 | 割れ、ずれ、棟、固定、下地、防水シート |
| いぶし瓦 | 粘土瓦を燻して銀色の炭素膜を形成 | 一般的な屋根塗料の対象外となる製品が多い。美観変化は塗装要否と別に判断 | 表面の風化と、割れ・ずれ・棟劣化を区別 |
| セメント瓦 | セメントを成形し、表面塗膜で保護する瓦 | 下地が健全なら塗装対象になることがある | 吸水、表面強度、割れ、旧塗膜、適合下塗り |
| モニエル瓦・乾式コンクリート瓦 | 表面に着色スラリー層を持つ製品がある | 塗装可能な場合があるが、脆弱なスラリー層除去と専用仕様が重要 | 製品判別、スラリー、洗浄後の強度、密着試験 |
| 化粧スレート | 薄いセメント系屋根材。瓦と呼ばれることもある | 塗装可能な製品が多いが、脆弱製品・割れ・層間剥離は交換を検討 | 製造年代、割れ、反り、層間剥離、排水隙間 |
塗装では直らない主な症状
| 症状 | 塗装で直らない理由 | 主な対処 |
|---|---|---|
| 瓦の割れ・大きな欠け | 塗膜は瓦の強度・形状を回復できない | 瓦差し替え、応急養生、周辺確認 |
| 瓦のずれ・浮き・抜け | 固定位置・緊結方法の問題だから | 再配置、再固定、周辺瓦・桟木確認 |
| 棟の歪み・崩れ | 棟下地・固定・積み方の問題だから | 棟瓦撤去、下地交換、棟取り直し |
| 漆喰の欠け・剥がれ | 表面保護部の傷みで、下地・緊結も確認が必要 | 傷みを除去し補修。棟の歪みがあれば取り直し |
| 防水シートの劣化 | 瓦の下にあるため、表面塗装では交換できない | 部分・全面葺き直し、葺き替え |
| 野地板・桟木の腐食 | 下地強度を塗膜で戻せない | 瓦を外し、下地・防水・桟木を交換 |
| 谷板金・雨押えの穴・腐食 | 金属部の形状・接合・穴が原因だから | 板金補修・交換、取り合い防水 |
| 屋根面・小屋組の大きなたわみ | 構造や下地の問題が疑われる | 立入を避け、建築士・屋根専門家へ |
雨漏り原因を確認したあと、どの屋根工事を選ぶか迷う場合
局部補修で済むのか、屋根塗装・カバー工法・葺き替えまで必要なのかは、
屋根材・防水シート・下地の状態から判断します。
▶ 屋根工事の4つの方法と状態別判断を見る
瓦の割れ・欠け・廃番への対処
瓦が一枚割れていても、防水シートが健全なら直ちに室内雨漏りへ至らない場合があります。しかし、風で破片が落下したり、雨水が防水シートへ集中したりするため、放置せず周辺を確認します。
同じ瓦が入手できる場合
破損瓦を取り外し、同形状・同寸法の瓦へ差し替えます。周囲の瓦、瓦桟、固定部を傷めず施工できるか確認します。
瓦が廃番・入手困難な場合
保管されている予備瓦、同型中古瓦、目立ちにくい場所の瓦を移設して近似瓦を使用する方法、傷んだ面だけを部分葺き替えする方法を比較します。色が完全一致しない場合もあります。
接着剤・シーリング補修
小さな欠けなどで応急補修を行う場合がありますが、割れ方・位置・瓦強度によっては差し替えが適切です。接着剤を塗れば新品同等の強度へ戻るとは考えません。
瓦のずれ・浮き・固定方法への対処
瓦のずれや浮きは、台風・地震、固定部の劣化、桟木や下地の傷み、過去の工事方法などが関係します。瓦を元の位置へ押し戻すだけでなく、なぜ動いたかを確認します。
- 平部、軒先、けらば、棟のどこが動いているか
- 一枚だけか、列・面単位でずれているか
- 釘・ねじ・クリップ・銅線等の固定状態
- 瓦桟・野地板が腐食していないか
- 防災瓦など、瓦同士のかみ合わせが機能しているか
- 過去に接着材やコーキングで過度に固定されていないか
- 雨水の排出経路を塞いでいないか
2022年から新築等の瓦屋根の緊結方法が強化され、原則としてすべての瓦を緊結する考え方になりました。古い屋根が直ちに違法になるわけではありませんが、2001年以前に建てられ、その後屋根改修をしていない場合や、ずれ・浮きがある場合は、補修時に耐風性も確認します。
棟の歪み・漆喰・下地への対処
棟は屋根の頂上や斜めの稜線部分です。棟瓦の下には、地域・工法・年代によって土、漆喰、下地材、金物等が使われています。見えている漆喰だけを塗り重ねても、棟下地の傷みや瓦の固定不良は直りません。
| 状態 | 主な対処 | 注意点 |
|---|---|---|
| 漆喰表面の部分的な欠け | 傷んだ部分を除去し、適切な厚さ・位置で補修 | 上から厚く塗り重ねるだけにしない |
| 棟瓦の小さなずれ | 固定・下地を確認し、部分的に取り直す | 表面接着だけで原因を残さない |
| 棟全体の蛇行・歪み | 棟瓦を外し、下地交換・再固定・葺き直し | 漆喰補修だけでは形状を戻せない |
| 棟瓦・鬼瓦の破損 | 同型・近似瓦への交換、固定方法の確認 | 重量物の落下防止を優先 |
| 地震・強風後の崩れ | 立入制限、応急養生、ガイドラインを踏まえた取り直し | 保険・災害記事と分けて記録する |
防水シート・野地板・雨漏りへの対処
瓦屋根は、瓦だけで雨を防いでいるわけではありません。瓦の下には防水シート、野地板、瓦桟などがあり、瓦の下へ入った雨水を建物外へ排出する構成です。古い土葺き屋根でも、年代・改修履歴によって構成は異なるため、外から断定しません。
| 調査結果 | 主な工事 |
|---|---|
| 一部の瓦と防水シートだけが傷んでいる | 必要範囲の瓦を外し、防水・下地を部分補修して瓦を戻す |
| 瓦は再利用でき、防水シートが全面的に古い | 瓦を一度外し、野地板・防水シート・瓦桟を整えて葺き直す |
| 瓦も下地も広範囲に傷んでいる | 既存瓦撤去、下地・防水修繕、新しい屋根材へ葺き替え |
| 谷・壁際・天窓まわりだけが原因 | 板金・取り合いを部分交換し、必要範囲の瓦を復旧 |
| 小屋組・屋根面に大きなたわみがある | 構造・下地の専門調査後に補強・交換範囲を決定 |
差し替え・葺き直し・葺き替えの比較
| 方法 | 向いている状態 | 主な作業 | 費用傾向 |
|---|---|---|---|
| 瓦の差し替え | 一部の割れ・欠け | 破損瓦を同型・近似瓦へ交換 | 低~中 |
| 再配置・再固定 | 限定的なずれ・浮き | 瓦を整え、固定・周辺下地を確認 | 低~中 |
| 棟の取り直し | 棟の歪み、漆喰・下地・固定の傷み | 棟瓦撤去、下地交換、再固定、漆喰等を復旧 | 中~高 |
| 部分葺き直し | 特定面・谷・壁際の下地や防水が傷んでいる | 瓦を一時撤去し、下地・防水を直して再利用 | 中~高 |
| 全面葺き直し | 瓦は再利用できるが、防水シート・桟木を全面更新したい | 既存瓦を保管し、下地・防水更新後に再施工 | 高 |
| 葺き替え | 瓦・下地が広範囲に劣化、瓦不足、軽量化・仕様変更を行う | 既存屋根撤去、下地・防水、新屋根材施工 | 高 |
国土交通省の瓦屋根改修資料でも、全面葺き替えは瓦・棟の解体、傷んだ野地板の撤去、新しい防水シート・野地板・桟木、瓦の緊結、棟積みの順で示されています。実際の金額は屋根形状、面積、足場、下地、瓦、搬入条件で変わります。
塗装できる瓦でも補修を先にする状態
セメント瓦やモニエル瓦で塗装が可能でも、次の状態では補修・交換を先にします。
- 瓦が割れ、欠け、動いている
- 棟・隅棟が歪んでいる
- 屋根面がたわんで見える
- 下地・防水シートの劣化が疑われる
- 瓦表面が広範囲に崩れ、塗装下地として保てない
- モニエル瓦の脆弱なスラリー層が十分に除去できない
- 旧塗膜が広範囲に剥がれ、下地まで弱っている
- 廃番瓦の破損が多く、交換材を確保できない
- 谷板金・雨押え・天窓など別部位が雨漏り原因
モニエル瓦では、脆弱な着色スラリー層を残すと塗膜剥離につながるため、入念な洗浄・下地処理と適合する下塗り材が必要です。洗浄後に瓦自体が脆く、補修範囲が広い場合は塗装を中止する判断もあります。
屋根へ上らずにできる確認
- 地上から高倍率カメラ等で瓦のずれ・浮き・欠けを見る
- 道路・庭から棟の線が蛇行・沈下していないか見る
- 軒先・けらばから瓦がずり下がっていないか見る
- 庭、ベランダ、雨樋に瓦・漆喰の破片が落ちていないか確認する
- 室内の天井・壁・押入れに雨染み、膨れ、かび臭がないか見る
- 雨の直後に症状が増える場所と時刻を記録する
- 強風・地震・雹の後に、以前と同じ位置から変化を確認する
- 建築年、屋根改修年、図面、瓦の予備、工事記録を確認する
専門調査で確認すること
- 瓦・屋根材の種類を特定する
陶器瓦、いぶし瓦、セメント瓦、モニエル瓦、スレート等を確認します。 - 地上・高所カメラ等で全体を確認する
棟、平部、軒、けらば、谷、壁際、雨樋を確認します。 - 割れ・ずれ・緊結を確認する
破損枚数、範囲、固定方法、瓦桟・下地を確認します。 - 棟を確認する
歪み、漆喰、固定、下地、鬼瓦・のし瓦等を確認します。 - 雨水経路を確認する
雨漏り位置と、屋根上の谷・壁際・棟・開口部を照合します。 - 下地・防水を必要範囲で確認する
瓦を外す必要性、野地板・防水シート・桟木の状態を判断します。 - 塗装・補修・葺き直し・葺き替えを比較する
瓦を再利用できるか、交換材を確保できるか、工事範囲を決めます。 - 耐風・耐震性を確認する
古い固定方法の場合、修繕と同時に緊結方法を改善できるか検討します。
費用を左右する条件・見積書の確認
旧記事にあった瓦交換・下地・防水シートの一律平方メートル単価は削除しました。瓦一枚の差し替えでも、高所作業、足場、同型瓦の調達、周囲の復旧が必要です。屋根工事は「材料単価」より、工事範囲と安全・下地条件を含む総額で比較します。
| 費用を左右する条件 | 確認内容 |
|---|---|
| 屋根形状・高さ | 階数、勾配、面数、谷・棟、隣地、足場 |
| 瓦の種類 | 形状、寸法、メーカー、廃番、予備瓦、再利用率 |
| 補修範囲 | 一枚、列、棟、屋根面、全面 |
| 下地 | 野地板、防水シート、瓦桟、木部腐食 |
| 固定・耐風改修 | 釘・ねじ・クリップ、軒・けらば・棟、工法 |
| 板金・雨仕舞 | 谷、雨押え、水切り、天窓、配管 |
| 撤去・処分 | 土、古瓦、下地、石綿事前調査が必要な材料 |
| 養生・工程 | 雨養生、搬入、クレーン、近隣、工期 |
見積書で確認したい項目
- 瓦・屋根材の種類と判定根拠
- 塗装で対応できる部分と、補修が必要な部分
- 割れ・ずれ・棟・漆喰・下地・防水の調査結果
- 差し替える瓦の枚数・種類・色・調達方法
- 再固定する範囲と固定方法
- 棟を解体・取り直す長さと下地交換範囲
- 葺き直しで再利用する瓦の割合と破損時の対応
- 野地板・防水シート・瓦桟の仕様
- 谷・雨押え等の板金工事
- 足場、雨養生、搬入、廃材処分
- 古い建材を撤去する場合の石綿事前調査
- 追加工事が必要となる条件と事前承認
- 税込総額、保証対象、施工記録
HookPekの対応範囲・施工事例・地域案内
HookPekでは、瓦屋根という名称だけで塗装の要否を決めません。瓦の種類、割れ・ずれ、棟、漆喰、下地、防水シート、雨漏りを確認し、塗装、部分補修、棟取り直し、葺き直しのどれが必要かを分けます。
塗装せず、棟下地から修繕した事例
地上から棟が歪んで見えるというご相談から調査し、大棟の下地の傷みを確認しました。表面を塗装せず、棟瓦を取り外して下地を交換し、既存瓦を葺き直して漆喰を補修した直接的な参考事例です。
大きな割れ・破損がなく、塗装可能と判断したモニエル瓦の事例です。脆弱な表面とコケを洗浄し、吸い込みに合わせて下塗りを重ねました。「塗装できる瓦」との比較として掲載しています。
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瓦の割れ・ずれ・棟の歪み・漆喰が気になる方へ
瓦の種類、地上から見える割れ・ずれ、棟の歪み、庭へ落ちた破片、雨漏り、過去の塗装・屋根工事など、分かる範囲でお問い合わせください。塗装で保護できる状態か、差し替え・棟修繕・葺き直しが先かを分けて確認します。
よくある質問・公式参考情報・執筆者
Q1.陶器瓦は絶対に塗装できませんか?
絶対ではありません。一般的には防水維持のための定期塗装を必要としませんが、陶器瓦対応を示す塗料もあります。一方、陶器瓦を適用外とする製品もあるため、瓦表面と製品仕様を確認します。
Q2.いぶし瓦は色あせたら塗装が必要ですか?
色の変化だけで塗装が必要とは限りません。割れ・ずれ・棟・固定・下地を確認し、美観目的で塗装する場合も専用材料の適合と仕上がりを確認します。
Q3.瓦が一枚割れたらすぐ雨漏りしますか?
防水シートが健全なら直ちに室内へ漏れない場合もあります。ただし、破片落下や下葺き材への雨水集中があるため、早めに差し替えと周辺確認を行います。
Q4.割れた瓦をコーキングで直せますか?
応急補修として使う場合はありますが、瓦の強度が新品同等へ戻るとは限りません。同型瓦がある場合は差し替えを優先して比較します。
Q5.漆喰を塗り直せば棟の歪みも直りますか?
直りません。棟が歪んでいる場合は、棟瓦の固定・下地・積み方を確認し、必要に応じて瓦を外して下地交換・取り直しを行います。
Q6.葺き直しと葺き替えの違いは何ですか?
葺き直しは既存瓦を外して下地・防水を直し、使える瓦を再利用する方法です。葺き替えは既存屋根材を撤去し、新しい屋根材へ交換します。
Q7.古い瓦が廃番でも部分補修できますか?
予備瓦、中古同型瓦、近似瓦、目立たない場所からの移設などを検討できます。破損が多い場合は部分・全面葺き替えとの比較が必要です。
Q8.2001年より前の瓦屋根は全部葺き替える必要がありますか?
一律には必要ありません。国土交通省は、2001年以前で改修歴がない、ずれ・浮き・著しい破損がある場合を地上からの確認項目としています。専門診断で固定方法と状態を確認します。
Q9.塗装と葺き替えの費用は平方メートル単価で比べられますか?
単純比較はできません。足場、瓦調達、棟・谷、下地・防水、廃材、緊結、雨養生を含む工事範囲と総額で比較します。
Q10.HookPekへ瓦の塗装と補修をまとめて相談できますか?
相談できます。瓦の種類と傷みを確認し、塗装、差し替え、棟修繕、葺き直し等を分けます。構造的な補強や専門瓦工事が必要な場合は、対応できる専門業者と役割を分けます。
公式参考情報
この記事は、現行記事に加え、国土交通省、愛知県陶器瓦工業組合、塗料メーカーの公開情報を確認して作成しています。瓦屋根の状態・固定方法・塗料適合は、現地調査と採用製品の最新仕様を優先してください。
- 国土交通省|令和4年1月1日から瓦屋根の緊結方法が強化されます
瓦の全数緊結・ガイドライン工法の解説 - 国土交通省|あなたの家の瓦、緊結されていますか?
地上からの確認項目と屋根へ登らない注意 - 国土交通省監修|瓦屋根の改修ってどのくらいかかるの?
全面葺き替えの工程と費用条件 - 愛知県陶器瓦工業組合|瓦は経済的といわれた、本当か
陶器瓦の耐候性と定期塗装の考え方 - 愛知県陶器瓦工業組合|瓦が割れていなくても修理が必要な場合
瓦のずれ、下地、棟の固定部等の修理 - エスケー化研|エスケー強化シーラー
セメント瓦・モニエル瓦の適用とスラリー層除去、陶器瓦適用外 - 日本ペイント|ファインパーフェクトベスト強化シーラー
洋瓦・セメント瓦・陶器瓦等への製品固有の適用 - スズカファイン|スラリーベストプライマー
モニエル瓦の下地調整・密着確認・スラリー層の注意 - HookPek|塗装では対応できない瓦の対処法(改稿前ページ)
現行H1・URL・公開日・カテゴリーの確認
執筆・監修
株式会社HookPek 代表 福田
住宅メンテナンス診断士
名古屋市瑞穂区を拠点に、外壁・屋根塗装、雨漏り、防水、瓦屋根の部分補修に対応しています。瓦屋根では、塗装できるかだけでなく、割れ・ずれ・棟下地・防水シートまで確認し、「表面保護でよい状態」と「瓦を外して直す状態」を分けることを大切にしています。
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